NPNとPNPとは
・NPNはシンク。電流が流れてくる。センサがNPNの場合はPLCの入力ユニットはプラスコモンタイプを選ぶ。
・PNPはソース。電流が出ていく。センサがPNPの場合はPLCの入力ユニットはマイナスコモンタイプを選ぶ。
・トランジスタはベースに電流が流れるとエミッタ、コレクタ間もオンする。
・日本やアメリカではセンサがNPN、PLCはプラスコモンタイプが主流
・ヨーロッパではセンサがPNP、PLCはマイナスコモンタイプが主流。
センサとPLCの関係
NPNとPLCの入力ユニット
下記の図はNPN型のセンサとPLC、電源の関係を表している。
灰色部がセンサの内部回路を表している。
②が負荷(PLCの入力ユニット)。
動作としてはセンサがONするとB(ベース)に電流が流れ、それによりC(コレクタ)からE(エミッター)にも電流が流れる。よって②のPLCの入力側がONになる。
引用:センサとは.COM
センサの配線色は通常以下のようになっている。
- 24V:茶色
- 0V:青色
- アウトプット(信号線):黒色
もしセンサの出力が問題ないかを見る時はPLC入力ユニットの該当の端子と0V間の電圧を測定する。センサOFFの時は24Vの電圧が掛かっており、センサがONすると0Vになる。
また強制的に入力をONさせたい場合はPLC入力ユニットの該当の端子と0V間を短絡させればよい。
PNPとPLCの入力ユニット
下記の図はPNP型のセンサとPLC、電源の関係を表している。
灰色部がセンサの内部回路を表している。
②が負荷(PLCの入力ユニット)。
動作としてはセンサがONするとE(エミッター)に電流が流れ、それによりE(エミッター)からC(コレクタ)にも電流が流れる。よって②のPLCの入力側がONになる。
引用:センサとは.COM
センサの配線色は通常以下のようになっている。
- 24V:茶色
- 0V:青色
- アウトプット(信号線):黒色
もしセンサの出力が問題ないかを見る時はPLC入力ユニットの該当の端子と0V間の電圧を測定する。センサOFFの時は0Vになっており、センサがONすると24Vの電圧が掛かる。
また強制的に入力をONさせたい場合はPLC入力ユニットの該当の端子と24V間を短絡させればよい。
NPNとPNP、安全なのはどちらか。
・安全についてはPNPの方が安全と言われているがケースバイケース。
・NPNについては断線して信号線が0Vに接触するとPLCの入力が常にオンになる。この場合、センサがオンしてもコレクターとエミッター間に電流は流れないのでセンサは壊れない。
・PNPについては信号線が0Vに入ってもPLC側は何も起こらないがエミッタとコレクタの間に大電流が流れるのでセンサが壊れる場合がある。
・どちらが安全かはセンサがオンで安全の場合もあるし、センサオフの場合でも安全な時があるので一概には言えない。
NPNとPNPを理解する為の参考記事
【初級編】NPNとは?PNPとは?入力ユニット選定のキホン 覚えておきたい4つの事
プラスコモンとマイナスコモン、NPNとPNP、ソースとシンクの違い【PLC入力ユニット選定】
NPN出力(シンク)とPNP出力(ソース)の違いと特徴|シーケンス制御ハード設計基礎
【動画付き】センサのNPN出力(シンク)とPNP出力(ソース)の違いを教えてください。(トランジスタ)